To: announce-jp@jp.FreeBSD.org From: Nobuyuki Koganemaru Reply-To: FreeBSD98-hackers@jp.FreeBSD.org Message-Id: <20050208184437.57A2BFDDC@kces6.koganemaru.co.jp> X-ML-maintainer: owner-announce-jp@jp.FreeBSD.org Precedence: list Date: Tue, 8 Feb 2005 18:44:37 +0000 X-Sequence: announce-jp 1278 Subject: ANNOUNCE: FreeBSD(98) 4.11R-Rev01 Sender: owner-announce-jp@jp.FreeBSD.org X-Distribute: distribute version 2.1 (Alpha) patchlevel 24e+041223 X-UIDL: (Hj"!k0V"!0#m!!,pn!! FreeBSD(98) 移植チームよりのお知らせです。 FreeBSD(98) 4.11R-Rev01 の公開をアナウンスします。 ftp://daemon.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD-PC98/tars/4.11R-R01.tar.gz 他、FreeBSD(98)ミラーサイトから入手する事ができます。ファイルサイズは 26.1M バイトです。(ミラーサイトに行き渡るまで、しばらくお待ち下さい) FreeBSD(98) 4.10R-Rev01 からの 98版での変更点は以下の通りです。 ・ベースが 4.11-RELEASE になりました。 ・jcatman 配布ファイルのリリース jpman プロジェクトで 4.8-RELEASE 以降の配布が中止されたのですが、 4.10R-Rev01 に続いて、日本語マニュアルをリリースします。 これは jpman プロジェクトで作成された 4.7-RELEASE を元にしています。 4.10R-Rev01 では man3 は 80% でしたが、4.11R-Rev01 では man3 は 100%、 従来含まれていなかった man4 も 70% 程度が含まれています。 <注意事項> ・UIDE-98 の機種によっては、インストール時に newfs を実行する時点で止まっ てしまうという問題があります。この UIDE-98 は FreeBSD(98) 3.XR ではイン ストールできたものですが、4.XR の全てでインストールできないようです。正 常にインストールできる UIDE-98 のシステムもあります。インストールできな い機種は比較的前期のものが多いようです。このような場合、/boot/loader の 起動時に次のように DMA モードをオフにし、PIO モードにする操作を行えばイ ンストールできるとの報告があります。 ok set hw.ata.ata_dma=0 ok boot <既知の問題> ・4.6R-Rev01 以降、snc ドライバを使用すると panic するという報告があります。 本格的な解決には時間がかかると思われますので、 (1) 4.5R-Rev01 を使用する (2) [FreeBSD-users-jp 73849] の暫定パッチを試してみる などの回避策を取ってください。 その他は Troubl98.txt を参照してください。 <以下は過去のリリースに比べて機能が低下した項目です> ・インストールが 4M バイトのメモリでインストールできなくなりました。 kern.flp は 7.6M ではインストールできたとの報告があります。また、 kern144.flp は 7.6M ではインストールできなくなり、9.6M ではインストール できたとの報告があります。解決方法は FreeBSD98-testers メーリングリスト に加入してお尋ねください。 ・PC-Card コントローラとして、PD6722 チップを搭載しているマシンで、PC-Card が利用できません。PC-9821Ls12 などが該当すると思われます。 sysctl パラメータ "hw.pcic.pd6722_vsense" によって (インストール時点から) 回避できるようになっていますので、標準状態で問題が発生する場合には、 boot/loader のプロンプトから set hw.pcic.pd6722_vsense="0" を入力してください。詳細は以下のアドレスをごらんください。 <基本セット> ミラーサイトから必要な個々のファイルを入手するのが本来の方法ですが、最低 限必要なセットも用意しました。 ftp://daemon.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD-PC98/tars/4.11R-R01.base-set.tar.gz これは、次の物から成っており、5.5M バイトとなっています。不足したファイ ルはミラーサイトから入手してください。 98bin/* (全て) 98readme/* (全て) 98src/CHECKSUM.MD5 98src/install.sh 98src/ssys.aa 98src/ssys.inf floppy98/kern.flp floppy98/kern144.flp floppy98/mfsroot.flp 例えば、ATAPI IDE CD-ROM がある機種で2台目以降の IDE ディスクにインス トールする場合は 98bin/ide2.tgz floppy98/kernide2.flp を、その他の機種で2台目以降の IDE ディスクにインストールする場合なら 98bin/ide4.tgz floppy98/kernide4.flp を、内蔵 IDE、UIDE-98、UIDE-66 を ata driver でインストールする場合なら 98bin/uide.tgz floppy98/kernuide.flp をミラーサイトから入手してください。 <ブート可能なインストール MO/PD ファイル> SCSI 接続の MO や PD からブート可能なインストールファイルイメージを次に 置きました。 ftp://daemon.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD-PC98/UFS-IMAGES/4.11/4.11-230.ufs ftp://daemon.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD-PC98/UFS-IMAGES/4.11/4.11-128.ufs 4.11-230.ufs は 230M MO のイメージです。全配布ファイルの内 doc, floppies, manpages, packages, ports, tools を除く配布ファイルが含まれています。 4.11-128.ufs は 128M MO のイメージです。最低限必要なファイルが含まれて います。dict, doc, floppies, games, manpages, packages, ports, tools を除く配布ファイルが含まれています。ただし src にはカーネルソース ssys.* のみ入っています。 PD の場合は上記のいずれのファイルも使用することができます。 -- kogane@jp.FreeBSD.org