ラー油を作ろう

〜 プロジェクト ひとりでできるもん! 〜
First Relese: 8th, Jun, 2000
Last Update: 30th, Jan, 2007

目次

  1. 概要
  2. ラー油について
  3. 調理器具
  4. 材料
  5. 調理
  6. 食べる
  7. 本格的な応用
  8. 焦げる話し
  9. もっともらしい拡張
  10. 意外な展開
  11. さらなる拡張
  12. 手っ取り早く作る
  13. 参考文献
  14. リンク


概要

 少量のラー油を簡単に作る方法を開発したので、その方法を報告します。
 ラー油は中華料理の調味料として重要なもののひとつです。鍋貼餃子 (焼餃子) や担担麺だけでなく、炒飯や春雨サラダなどにあわせても料理を引き立ててくれます。特に生ネギとの相性はすばらしく、一時期流行したネギラーメンでは必須のものとなりました。もちろん、辛いモノ好きな皆様には欠かすことのできない調味料のひとつです。
 ラー油の入手は極めて簡単で、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで 150 円前後で売っています。ところが、高級中華料理店などで用意されているラー油は、明らかに風味が違います。もちろん、お店で作っておられるわけですが、一般的なラー油の作り方は、鍋で大量に作るため、同じ方法を自宅で行うと一生分のラー油ができてしまいます。ましてや、失敗したら目も当てられません。そのため、少量のラー油を作ることは、辛いモノ好きや香りモノ好きにとって光明をもたらすことになります。

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ラー油について

 ラー油は、「辛油」とも書きますが、中国では「辣油」で、「紅油」ともいうそうです。「辣油」の発音は la4-you2 です。読んで字のごとく、唐辛子の辛味と赤い色を油に移したものが基本です。実際のラー油は、数種類の香辛料を加えて香り豊かな調味料となっています。
 日本では餃子のタレに付き物ですが、中華料理においては、色と香りを付けるために仕上げに使ったり、食欲を増すために前菜のソースに応用されます。
 本稿では「ラー油」で表記を統一します。
 なお、ラー油の主成分である唐辛子については、多くの辛いもの好きな皆様が説明されているので、ここでは詳しく触れません。

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調理器具

 用意する調理器具は僅かです。一人暮らしの方でも挑戦できる範囲だと思います。
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材料

 まずは基本形ということで、入手しやすい材料を揃えましょう。凝った材料については後述します。分量はテキトーですが、おおよその目安として、鷹の爪を 10 とした場合の比率を材料名の横に付記します。

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調理

 手順は簡単ですが、鷹の爪の香りを出すため前々日頃から用意します。
  1. 鷹の爪をもどす。
     鷹の爪は乾燥しているものが一般的です。そこで、鷹の爪と同量程度の油でもどしてあげます。少なくとも、一味唐辛子で 1 日、原形の場合には 1 日半以上置いておきます。ウッカリ 1 週間放置しても全く問題ありません。生のものを利用する場合は、もどす必要がないので、そのまま調理できます。

     ホコリが入らないようにアルミホイルでしっかり蓋をしましょう。

     1 日半経過すると、鷹の爪がもどって柔らかくなるだけでなく、油に色と香りが出てきます。

  2. 香り材料を加える。
     みじん切りにした長ネギ、生姜、ニンニクを加えます。あわせて、残りのサラダ油を加えて混ぜておきます。

  3. 1 回目の加熱をする。
     油を直接加熱しないようアルミホイルの蓋をしたままオーブントースターで加熱します。時間は、容器の種類や油の量に依存します。今回の例では最初に 5 分加熱しました。
     実験中、一気に 10 分加熱したところ、ニンニクが少し焦げてしまいました。薄く色づく程度でもかなり香ばしさが出てしまうので、焦がさないよう細心の注意をして下さい。
     オーブンレンジを使用する場合は、170〜180 度位の温度で加熱すると良いと思います。

  4. 胡麻油を加える
     ここで胡麻油を加えます。加熱を最小限にすることで胡麻の香りが飛びません。
  5. 2 回目の加熱をする。
     その後 5 分程自然に冷ましてから、もう 3 分加熱しました。
    アルミホイルの蓋は、ときどき蓋を取って様子を見ると良いでしょう。プツプツ泡が立っている状態が 5 分程続くと理想的だと思います。やけどには注意して下さい。
     なお、胡麻油 100% で作る場合や焦げやすい材料を使っている場合は、2 回目の加熱を行わないか、短時間にした方が良いと思います。
  6. 冷ます
     小 1 時間もすれば冷めるので、これで完成です。油だけを使いたい場合は濾過すればよいのですが、いろいろ入ったままでもおいしく楽しめます。


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食べる

 まずは、そのまま舐めてみましょう。明らかに市販のものより香りが深いことがわかります。
 料理をする前にこのラー油を楽しむための注意事項です。
 さぁ、おいしい料理でラー油を楽しみましょう。いっただきまぁ〜す

 以下にラー油がうれしい料理を列挙します。試食の方法の参考にして下さい。
 なお、これもリストに追加した方が良いというお奨めの料理があれば、教えてください。

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本格的な応用

 本来のラー油の作り方で使用されているもので、今回割愛した材料を紹介します。

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焦げる話し

 あんまり連呼すると心配しすぎる場合もあるので補足します。
 ここで繰り返している「焦げる」状態になると香り材料が真っ黒になって苦くなります。こうなると上澄みだけを取り出しても苦い物は苦いです。失敗したということであきらめて下さい。
失敗した油は、間違っても、流しに捨てないようにしましょう!!
 ただ、加熱が足りないと、香ばしさが出ません。ネギやニンニクが色付いた感じの香ばしさを引き出す加熱の方法がミソになると思います。基本的にはお好みですが、苦くならないように注意して下さい。 (21th, Jul, 2000)
 オーブンレンジを利用した調理例 (http://www.nisoc.or.jp/~hidebu/DIY/la-you/) が公開されました。この方法だと「焦げる」ことについてとても安心です。 (20th, Aug, 2000)
 一部の材料は、鷹の爪をもどす際、合わせてもどしてあげると焦げにくくなるようです。 (3rd, Oct, 2000)
 最近は、作り方を紹介するサイトも増えてきました。自作派が増えるのは喜ばしい限りですが、やたら、焦げる話が注釈されているのが気になりました。焦げるという点について、本稿での作り方の場合、油を香り材料を同時に温度調整が難しい方法で加熱しているので深刻です。しかし、本来の作り方である、熱した油を香り材料に入れる方法では、ほとんど焦げません。景気良くブチ込んでください。 (29th, Jan, 2007)


もっともらしい拡張

 本来のラー油には入っていませんが、お楽しみ的拡張のための材料です。

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意外な展開

 今回の簡単ラー油と同じ方法で中華以外の路線を目指してみます。

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さらなる拡張

 偶然迷い込んだ掲示板で、「ラー油ダイエット」なるものの存在を知りました。三度の食事に数滴ずつ垂らすだけで良いそうです。恐らく、カプサイシンによる代謝の向上を狙ったものだと想像しているのですが詳細は不明です。1 日量が小匙 1 杯程度とのことですが、1 食で小匙 1 杯程度以上使っている私はじぇんじぇん痩せません。この件について情報をお持ちの方がおられましたら教えて下さい。 (29th, Aug, 2000)
 その後、次のようなご指摘をいただきました。
カプサイシン自体は発汗による痩身作用、清浄作用がありますが、 同時に脳に刺激を与え、食欲増進作用もありますから後者が勝った 場合、恐怖の逆効果となります。
 私が痩せないのは、思いっきり食欲増進してるのかも知れません。う〜ん…。情報提供ありがとうございました。 (25th, Sep, 2005)

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手っ取り早く作る

 もっと手っ取り早く作る方法はないかとの質問を受けることがあります。そこで、少々リスキーなのですが、電子レンジで手早く作る方法を紹介します。500W の機種を基準にしているので、高出力の電子レンジを使う場合は、慎重に作業してください。
  1. 鷹の爪は、一味唐辛子を使います。ごく少量 (数滴垂らす感じ) のお酒か水を含ませておきます。
  2. 香り材料は、お好みで用意します。油を含めて、容器の半分以下になる分量にしてください。
  3. 電子レンジで、約 30 秒過熱します。この時点で、ネギやニンニクの水分から泡が立ちはじめるのを確認してください。
  4. 電子レンジで、15〜20 秒過熱します。加熱直後もブクブクしてる状態になるまで、短時間の過熱を繰り返します。焦がしてしまいやすいので、くれぐれも、短時間毎に状態を確認してください。
  5. 5〜10 分さまして、ブクブクが収まったら完成です。
  6. お好みで、短時間の再加熱をするのもいいと思います。
  7. しばらくは香りが出続けるので、翌日以降も味の変化が楽しめます。

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参考文献

 インターネット上では、ラー油の作り方についての情報はほとんど見つけられませんでした。次の各書籍を参考にしました。
 その後、ラー油の作り方について述べたページをいくつか見つけることができました。近い内に、次のリンクに追加する予定です。 (28th, Oct, 2000)

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リンク


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